十勝発のしあわせメニュー
あぁ、中華ちらしがたべたいっ。 食材の調達は晋南貿易へ 011-615-0177

白いごはんに、うまみのある豚肉と歯ざわりのいい野菜。、ふんわりほのかな甘みを含んだ炒り卵。それらをぜんぶスプーンに載せて、口に入れると
・・・「あぁ、し・あ・わ・せ♥」。
十勝が生んだご当地グルメ「中華ちらし」。あぁ、中華ちらしがたべたいっ。そのルーツと代表的なお店紹介。さらにご家庭かんたん調理レシピにも迫ります♪
始まりは、割烹松竹だった。

「中華ちらし」の始まりは、割烹松竹の賄い料理。残りものの材料で作ったものを従業員が食べていた。具の散り方がちらし寿司みたいで、この名前がついた。1968年ごろからメニューとして出すようになってから人気爆発。さっぱりした食感に、砂糖としょうゆの甘い味付けが受けた。現在、各店が出しているものとはすこし違うが、中華ちらしの名前のとおり見た目が華やかで本当に美味しかった。
お客の要望でメニュー化。38年、変わらない「人気の味」

お客の要望によって、自店の賄い料理がメニューに。豚肉は、特有の歯ざわりが◎。木須肉絲(ムースーロゥスー)を基本にアレンジしていて汁気はなく、しっとりした炒り卵がご飯と具をまとめる。優しい味わい。
中華料理 春華楼
帯広市西10条南17丁目1-1 0155-24-9013
営業時間:11:00~22:00 水曜定休 S:73席 P:10台
細切り豚肉の旨みとやわらかさに「エッ!?」

具はすべて細切り、食べやすいサイズ。味付けのしょうゆ味がまろやかに香り、ご飯と具のひとつひとつを包み込む。下ごしらえに、下味を付けてから溶き卵をからめ、たたいた豚肉は極上のやわらかさ。
欧風中国家庭料理 美麗華
帯広市西11条南19丁目2 0155-25-0879
営業時間:11:00~15:00 17:00~21:30 月曜定休(祝日の場合は営業、翌日休) S:22席 P:10台
それぞれの具の旨みを生かしひとつの味に。

豚肉、イカ、うずら、キクラゲ、しいたけ、白菜、キヌサヤ、たまねぎ、もやし・・・。豊富な具材をラードで炒めてあるから持ち味が生かされてうま味アップ。厳選の醤油で味付けしたさらりとした塩味で食が進みます。アツアツ。美味い!
中国飯店 幸華園 (閉店しています)
帯広市 西5条南15丁目4-3 0155-22-3598
営業時間:12:00~15:00 17:00~23:00 水曜定休
S:35席 P:8台
中華ちらしの原型「木須肉(ムースーロゥ)」

「中華ちらし」の原型といわれる料理「木須肉」(ムースーロゥ)。さて、どんな意味?
オ・コ・タ・エ・イ・タ・シ・マ・ス。
「木須」とは「キンモクセイ」の意味なのです。あの北京の銘酒「桂花陳酒」に使われる花のこと。「キンモクセイの小さく黄色い花(金桂花)」と「炒り卵の色や様子」が似ていることから、中国では卵料理に「木須」の名がつくことが多いのです。
中国料理「木須肉」は卵が花を、キクラゲが葉を、細切りの豚肉が枝を表現しているとも言えるのです。
プロが教える「ご家庭で」カンタン中華ちらし。

ありあわせの材料を使って はや・うま・カンタン「中華ちらし」
材料(4人分)
豚肉薄切(400g) イカ(100g) 卵(4個) モヤシ(2袋) ハクサイ(2枚)
サラダ油(大さじ4) ごま油(小さじ3) 紅生姜(適宜)
(A)キクラゲ(適宜) にんじん キヌサヤ ネギ ピーマンなど(適量)
(B)オイスターソース(大さじ2) 砂糖(大さじ2) 醤油(大さじ2)、酒(小さじ2)、うま味調味料(小さじ2) こしょう(少々)
(C)カタクリ(小さじ1) 水(小さじ1)・・・水溶きカタクリ
ごはん(4膳分)
作り方
1)豚肉、白菜、(A)をそれぞれ細切りにしておく。イカは熱湯に通し水気を切る。・・・①
2)ボウルに卵をときほぐす。強火で充分に熱したフライパンにサラダ油(大さじ2)と卵を手早く入れて炒る。ふんわり焼けたら皿に取っておく。・・・②
3)サラダ油(大さじ2)をよく熱し、①とモヤシを強火で炒め(B)で味を整える。②を加えて混ぜたら(C)の水溶きカタクリを全体にからませ充分に火が通ったら仕上げのごま油を回しいれる。
4)ご飯の上に盛りつけ、紅生姜を添える。ハイ出来たよ。
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